こんにちは。「AKS療法®️」開発者の山内義弘です。
AKS療法アカデミーを通じて、全国の治療家・セラピストのみなさまに向けて「治せる治療家になるためのノウハウ」を発信しています!
- この記事は、こんな治療家にオススメ
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- 「SEO」という言葉は知っているが何をすれば良いか分からない治療家
- 自分自身でできる「SEO対策」を知りたい治療家
ホームページを運営している治療家であれば「SEO対策」という言葉を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「SEO(エスイーオー)」は、「Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼイション)」の頭文字を合わせた略語。検索エンジン最適化を意味します。
GoogleやYahooの検索結果に運営中のホームページを上位表示させて、1人でも多くの患者様に見てもらう。そのために施策するのが、SEO対策です。すごいザックリですがね。
そこは分かるのだけれども、具体的に何をしたら良いのか分からない… 結果、制作会社に丸投げで何かしてもらってる気になってる。なんて治療家も多いはず。
そこで、この記事ではSEO対策って何をするの? という疑問にお答えして、何をしたら良いのかについても解説いたします。
私たち治療家でもできることはありますので、ぜひ参考になさってくださいね!
また、このページと一緒にコチラの記事も読んでおくとより理解が深まります。まだ読んでないという方は、ぜひ!
そもそもSEO対策って何をするの?
一見すると難しそうなSEO対策ですが、実はとてもシンプル。何をするかについては「検索エンジンに評価されやすいホームページにすれば良い」のです。
検索エンジンとは、GoogleやYahooなど検索サイトのこと。しかし、Yahooの検索エンジンはGoogleのロジックを使っているので、実質Googleに対して施策します。
では、検索エンジンが評価するホームページって何でしょう? それは「訪問者(患者様)にとって価値のある(満足度の高い)ホームページ」です。
訪問者にとって価値のあるホームページ
検索エンジンにとって利用者はお客様です。サービス提供者が顧客満足度を高めるには、扱う商品(検索結果でヒットするHP)の品質を重視するのは当然のこと。
私たち治療家のホームページであれば、辛い痛みやしびれをなんとかしたいと願って訪問する患者様に対して、
- 疾患名を明確にして安心してもらう
- 痛みやしびれに関する情報を発信して、理解を深めてもらう
- 疾患に関する専門性や強みを明確にして、この先生に治療して欲しいと希望を持ってもらう
などを訴求すると、患者様に価値のある満足度の高いホームページになります。
これをし続けることで、検索エンジンからも「このホームページはオススメですよ」と評価され、上位表示に繋がるわけです。
内部SEOと外部SEO
SEO対策には大きく、2つの施策があります。先ほど少し触れましたが、運営中のホームページに対して行う「内部SEO」とそれ以外で行う「外部SEO」。
この2つをすることで、SEO対策の効果が見込めます。
内部SEO
運営中のホームページに対して行う施策を「内部SEO」と言います。
具体的には、
- 検索キーワードにマッチしたコンテンツを用意する
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- 患者様が抱える悩みを解決するコンテンツを発信し続ける
- 疾患に関する専門性をPRする
- 関連性の高い情報がある他のページにリンクを貼って回遊率をアップさせる
など。訪問者の悩みにフォーカスして満足度を高めるコンテンツにすることこそが、内部SEOの効果を高めるとされています。
逆に、今はそれほどでもなかったり意味がなかったりしますが昔されていた内部SEO対策がコチラ。
- メタキーワードに、ヒットさせたいキーワードを幾つも記述する
- メタディスクリプションに、キーワードを含ませる
- コンテンツの中に、検索キーワードを○%以上含ませる
- コンテンツ内のキーワードに対して強調(strongタグを設定)しまくる
- とんでもなく長文のコンテンツにする
など。メタキーワードはホームページで公開されない部分で、メタディスクリプションは検索結果に見出しと一緒に表示される解説文です。
もしSEO対策をお任せしている制作会社がここを重視しているようでしたら、他の会社を検討した方が良いかもしれません。
外部SEO
SEO対策をしたいホームページ以外で行う施策を「外部SEO」と言います。
具体的には、
- 他人が運営するホームページやSNSで「このHPはオススメです」「このHPの情報を参照しました」とリンク付きで紹介してもらう(被リンクを獲得する)
- 自身が運営するSNSでホームページをリンク付きで紹介する
- SEO対策をしたいホームページとは別にホームページを用意して「こっちのHPも見てね」とリンク付きで紹介する(サテライトサイトの運営)
など。運営実績がある他のホームページやSNSからリンクされるということは良い情報を提供している証として評価されます。ただし、これには注意が必要です。
低品質なサイトからの被リンクは、ペナルティを喰らう可能性も
昔は被リンクを金で売買して意図的にかき集めることで、SEO対策ができた時代がありました。しかし、今それをやればペナルティを喰らいます。
検索結果の順位を落とされる。もしくは検索結果に表示すらされなくなる。なんてこともあり得ます。それくらい悪意がある行為なんです。
金で売買されたリンクが貼ってあるホームページは、リンクを貼るためだけに量産されたホームページ。中身なんてなく、低品質もいいところです。
検索エンジンは低品質なサイトを評価しないので、そんなサイトから被リンクをかき集めても意味はないです。悪意あるSEO対策はバレますのでやめましょう。
そのため、上で紹介したサテライト(衛星)サイトを作る施策は中身の薄いサイトでやると悪影響を及ぼす可能性もあります。運営するなら、質にもしっかりこだわりましょう。
SEO対策概要
SEO対策には「内部SEO」と「外部SEO」があって、それぞれ何をするかはだいたい理解いただけたのではないでしょうか。
それでは、より具体的にどうすれば良いのかについて解説いたします。私たち治療家でもできることにフォーカスしますので、ぜひ参考になさってください。
患者様の検索ニーズを発掘(ツールを2つ紹介)
SEO対策の肝は、患者様が抱える悩みに徹底的にフォーカスして解決すること。つまり、患者様がどんなキーワードを入力して検索しているか知らないと対策なんてできません。
ある程度は想像できるかもしれませんが、ツールを活用することでより深掘りできます。その中から2つをご紹介いたします。
ラッコキーワード
有料・無料のものがある中で今回ご紹介するのが「ラッコキーワード【無料】」。
例えば、あなたは脊柱管狭窄症に特化した治療をしているとします。脊柱管狭窄症を患っている、もしくは情報を探している患者様がターゲットです。
ラッコキーワードに「脊柱管狭窄症」とだけ入力してみましょう。すると、2020年9月8日時点で655件の関連キーワード(サジェストワード)がヒットします。(* 重複は除外)
その中から「脊柱管狭窄症」と書かれた箇所にあるキーワードに着目してみます。
- 脊柱管狭窄症
- 脊柱管狭窄症 手術
- 脊柱管狭窄症とは
- 脊柱管狭窄症 ストレッチ
- 脊柱管狭窄症 リハビリ
- 脊柱管狭窄症 薬
- 脊柱管狭窄症 原因
- 脊柱管狭窄症 名医
- 脊柱管狭窄症 ウォーキング
- 脊柱管狭窄症 手術後
ここを見るだけでも、患者様のニーズがさまざまだと分かるのではないでしょうか。
そもそも脊柱管狭窄症って何? という患者様もいれば具体的に治療を検討している、術後を想定して情報を探している患者様もいます。多様なニーズがあると分かるはずです。
多様なニーズが分かったら、Googleが提供する「キーワードプランナー」というツールでキーワードの検索ボリュームを調べて具体的にSEO対策を練ります。
しかし、使うには若干ハードルがあるためニーズと検索ボリュームの両方を知ることができるツールをご紹介します。それが「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」です。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
1つのキーワードに対して、多様なニーズがあることが分かりました。しかし、ニーズには大小あります。それを知ることもSEO対策には重要です。
コアラキーワードで取得したキーワードを例に「脊柱管狭窄症 手術」と「脊柱管狭窄症 リハビリ」を比較します。前者の方が多くの患者様に検索されているとしましょう。
ここで、2つの考え方ができます。
- 検索ボリュームの多いキーワードにマッチするコンテンツを量産して、上位を狙う
- 検索ボリュームの少ないキーワードを狙って、1位を取りにいく
どちらもやり方としては正解ですが、ホームページの運営にどれだけ力を入れられるかで選択肢は違うように思います。小規模で運営するなら、後者の方が狙いやすいのかなと。
このように、検索ボリュームが分かると戦略を立てることもできます。それを実現するために使いたいツールが「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」です。
無料で使えるツールです。さらに、Googleアカウントでログインすると最大100件まで細かいデータを確認することが可能。
使いこなせばいろいろできるようですが、コアラキーワードと同様にキーワードを入力するだけでOK。キーワードと数値データが一緒に確認できます。
数値データは「VOL」「CPC」「PD」「SD」とありますが「SD(SEO難易度)」を参照するだけでも良いと思います。
「SD」の数値が大きいものは検索ボリュームがある分、競合も多いため1位を狙うには難易度が高いということ。逆に低ければ、狙いやすいということです。
難易度の高いキーワードで時間をかけて1位を狙うか、低いもので1位を量産する戦略を取るか。それを考えることもSEO対策です。
「ラッコキーワード」と「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」をご紹介しましたが、後者1択でも良いと思います。キーワードの選定に活用してくださいね!
患者様の悩みを解決するコンテンツの作成
検索ニーズを発掘したら、それに応えるコンテンツを用意しましょう。タイトル・見出しにキーワードを含めると、SEO対策に効果的です。
先に紹介したラッコキーワードの検索結果を例にすると…
- 脊柱管狭窄症とは?
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- 原因
- どんな人が発症するのか?
- 具体的な症状
- 改善するには?
- 脊柱管狭窄症の手術について
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- 手術のメリット・デメリット
- 手術方法
- MEL(内視鏡下腰椎椎弓切除術)
- FEL / FESS(内視鏡下腰椎椎弓切除術)
- ME-PLIF/TLIF(内視鏡下腰椎椎体間固定術)
- XLIF(内視鏡下腰椎側方椎体間固定術)
- 手術後について
- リハビリ
- ストレッチ
- 手術以外に改善する方法
-
- 薬物療法
- 痛みを抑える薬
- 血行を良くする薬
- 筋肉をほぐす薬
- AKS療法
- 薬物療法
といったコンテンツが最低限あると患者様のニーズに応えられるのではないでしょうか。
ただし、1ページあれば良いというものではありません。定期的に情報発信するなどして患者様のニーズを満たし続けましょう。
SNSを使って拡散する
自分自身でできる外部SEOとして、SNSを使ってホームページを紹介しましょう。
TwitterやFacebookを活用することで、検索エンジン以外にも流入経路が確保できますしファンの獲得にも繋がります。
ファンを獲得できれば、あなたに変わってSNSで「このHPはオススメです」「このHPの情報を参照しました」とリンク付きで紹介してもらえる可能性がアップします。
結果、被リンクを獲得することになりますのでぜひ、活用しましょう。やっていない人は、Twitterはやった方が良いです。活用方法については、いずれ記事にします。
3カ月を目安に現状分析・リライトする
SEO対策で大切なことが、定期的に現状分析して改善し続けることです。検索エンジンの仕様も定期的に変わりますし、それに伴って順位変動も起こります。
3カ月を目安に解析ツールで分析すると、狙ったキーワードで患者様が流入しているかが分かります。それを踏まえて、リライトや修正をして効果を高めましょう。
解析ツールについてですが、無料で使えるものを2つご紹介いたします。設定方法・使い方について今回は割愛させていただきますが、いずれ個別に記事にします。
Googleアナリティクス
Googleが無料で提供している、解析ツールが「Googleアナリティクス」。Gmailを持っていればどなたでも使うことができます。
ホームページに設定することで、
- 訪問者数
- ページ閲覧数
- 滞在時間
- どのページを見てどのページで離脱したか
など、さまざまなデータを確認することが可能。数値化されているので、ホームページの現状分析をする上で必須のツールです。
サーチコンソール(Search Console)
こちらも、Googleが無料で提供しているツールです。Googleアナリティクスと同様に、Gmailを持っていればどなたでも使うことができます。
ホームページに設定することで、
- どんなキーワードで検索結果に表示されているか
- どんなキーワードで訪問されているか
- 検索エンジンからペナルティを受けていないか
などを調べることができます。意図した検索ワードで患者様が訪問しているかどうかを知ることができるので、改善するヒントが豊富にあります。
今すぐやってみよう!
あなたのホームページ。集客の弱さを感じているようでしたら、まずはこんなことからはじめてみてはいかがでしょうか。
- どんなキーワードでホームページを見て欲しいか明確にする
- 記事のタイトル・見出しにキーワードを含める
- ラッコキーワード【無料】を活用して、検索ニーズを発掘する
- 患者様の悩みにフォーカスしたコンテンツを用意する
- SNSで拡散する
- 「Googleアナリティクス」「サーチコンソール」を使ってみる
まとめ
今回ご紹介したのは、SEO対策の基本と言うか入り口についてです。ですが、制作会社に丸投げしなくても私たち治療家でもできることをいくつか紹介いたしました。
概要は説明した通りですが、はっきり言って奥はめちゃくちゃ深いです。そして、これらをやったからすぐに効果が出るものでもありません。
たえず患者様の悩みを解決することにフォーカスして、施策と改善をし続けることがSEO対策成功の鍵です。山内も、常にあれこれ模索しながらやり続けています。
SEOに関しては定期的に情報発信しますので、みなさまと一緒に成長できればなと思っています。
次回予告
次回、9/20(日)の配信内容は…
をお届けいたします。ぜひ、楽しみにしていてください!
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