AKS療法®を通じて痛みの原因診断、その治癒過程をどう捉えていくか説明しています。
AKS療法®の実際の治療風景(動画あり)
AKS療法サロンでの、実際の治療風景動画です。
AKS療法の3大テクニック
- 関節原性症状に対するAKA療法
- 筋原性症状に対する筋細胞リリース(動画内ではこれをAKS治療と呼んでいます)
- 神経原性症状に対する神経ブロックリリース
の治療展開をご覧いただき、日々の治療にお役立ていただけると幸いです。
痛みの原因と治癒過程がわかる仕組み
原因を明確にする正しい順番
辛い症状に苦しんでいる患者様は、何はともあれ一刻も早くその痛みから逃れたいというのが本音です。
しかし、ただその痛みを改善するだけでなく
- その痛みの原因は何なのか
- 何をきっかけに障害されたのか
- その痛みがいつ頃改善するのか?
それがわからなけらば、またきっと再発し、同じことを繰り返しますよね。
現に、AKS療法を理解した先生の治療を受けられた患者様は、治ること以上に、原因が判明しかつ、各先生が予測した治癒過程通りに痛みが改善していくことに感動と信頼を覚えます。
よって是非、AKS的痛みの原因診断と治癒過程を取り入れてみてください。
するとどうでしょう。
「治っても、治らなくても、まずはあなたに診てもらえ! あそこに行けば、何とかなるから。」
そんな信頼が得られる手順を紹介いたします。
何はともあれ関節に対するAKA療法(進化系)からスタート!
痛みの原因を大別すると
- 関節
- 筋
- 神経
があることは何度もお伝えさせて頂きました。
では、なぜ関節刺激からスタートするのか?
それには2つの特別な理由があります。
- 理由1:関節に対するAKA刺激は痛みが瞬時に改善
-
関節、特に関節包内刺激にアプローチするAKA療法は0か1です。関節が原因なら即座に改善、それ以外なら全く反応しません。
つまり、最初にAKA療法(進化系)を施すことにより、痛みの原因が関節なのか、それ以外なのかが瞬時に判明するのです。 - 理由2:動作時痛の80%は関節原性の痛みである
-
病院で脊柱管狭窄症やヘルニアと診断され、何カ月も日常生活がままならない。。。そんな辛い痛みでも歩き始めの痛みや寝返り困難など、動作時痛の痛みならたった1回の刺激で驚異的な改善を示してくれるのがAKA療法(進化系)です。
痛みが落ち着いたら、その痛みを起こした本当の原因(脊柱の生理的彎曲異常)を見つけ、筋・神経へとアプローチしていきましょう!
原因別および機能障害別による治癒過程
以下に、原因そして障害別治癒過程と治癒に要する期間を記します。日々の患者さまと照らし合わせて、有効活用して頂けると幸いです。
加えて、常に第一治療は関節からアプローチして、痛みの原因を考え、どのような治癒過程を示していくかを辿ると、いつも間にか患者様の痛み・そして治る過程が透けて見えるようになってきます!
そのためにも、これから随時発信していくAKS療法®の概念を是非取り入れてみてください!
関節原性の症状/AKA療法(進化系)を展開
機能障害 | 治療過程 | 治癒までの期間 |
---|---|---|
単純な関節機能異常 | 関節包内機能が改善し症状改善 | 瞬時 |
関節炎 | 機能は改善するが炎症が治まるの時間を要する | 1週間 |
変形性関節症 | 変形は不変だが、残存する関節包内運動レベルに依存する | 状態による |
可動域低下、拘縮 | 関節の変形、関節包の短縮・癒着レベルに依存する | 状態による |
筋原性の症状/筋細胞リリースを展開
機能障害 | 治療過程 | 治癒までの期間 |
---|---|---|
単純な筋スパズム(収縮不全) | 筋繊維細胞の収縮性および伸張性が改善する | 瞬時 |
筋膜滑走不全 | 選択的な筋細胞リリースにより滑走性向上 | 瞬時 |
筋-組織間滑走不全 | ex)棘上筋と肩峰下滑液包;滑走性を改善し癒着を剥離していく | 4週間 |
腱炎、肉離れ | 腱や損傷部へのストレスを避けつつ筋細胞リリース | 6週~8週 |
可動域低下、拘縮 | 筋肉の短縮、他組織との癒着レベルによる | 状態による |
神経原性の症状/神経ブロックリリースを展開
機能障害 | 治療過程 | 治癒までの期間 |
---|---|---|
牽引ストレスブロック | アライメント是正。例えば肩甲骨の位置異常を正して症状改善。 | 1~2週間 |
絞扼ストレスブロック | 神経を絞扼している筋スパズムを改善(例:梨状筋・烏口腕筋など) | 瞬時 |
癒着ストレスブロック | ex)軟部組織との癒着を改善する(坐骨神経など) | 状態によるが瞬時~1週間 |
圧迫ストレス(彎曲異常)ブロック | 脊柱彎曲の正常化により症状改善(椎間板ヘルニアなど) | 4週~8週 |
循環ストレスブロック | 神経への循環改善により症状改善(脊柱管狭窄症の間欠性跛行など) | 8週~12週 |