2019年 AKS療法Professionalコース初日(全5回中)実施報告
- 第1回:中枢
- 第2回:歩行
- 第3回:投球
- 第4回:呼吸
- 第5回:脊柱
中枢性疾患に対するAKS療法の展開
ベーシックのAKS療法プロセスセミナーを修了された先生方に新たな専門性を獲得して頂くために、2019年5月12日(日)、AKS療法Professionalセミナー 初回 (東京&名古屋:全5回)を開催致しました。
私たち治療家・セラピストが中枢疾患を学ぶ意義
柔道整復師、鍼灸マッサージ師、カイロプラクター、整体師、トレーナー、女性セラピスト、PT・OTなどの治療院やスタジオ・サロンではあまり見ることがないような中枢疾患。
しかし、AKS的な中枢神経系の概念を学ぶと色んなことが見えてきます!
先生方がこの中枢アプローチを学ぶ目的は?
意識の高い先生方にしっかりとした目的を持って受講して頂きました!
- 最近年配の方でパーキンソン様の症状の方が増えてきた
- 片麻痺の患者様が来られても対応できる様になりたい
- 中枢疾患に対する概念を知っておきたい
- スポーツトレーニングにも中枢概念を生かせるはず!
- 訪問マッサージを利用される半数が中枢症状を抱えている
- 片麻痺の方専門の施術サロンを展開したい
AKS的中枢疾患アプローチ講義内容
概念、検査、脳血管障害、facilitationに渡ってお伝えしました。
1.中枢概論
何にフォーカスしたら中枢神経系について理解できるの?
- 中枢神経と末梢神経の経路や働きの違い
- 錐体路徴候とは
- 筋緊張が亢進する理由
- 患者さまのわずかな自動運動
- どこが障害されると中枢性症状が出現するか
など、末梢神経と比較しながら中枢への知識を深めました!
2.中枢に対する検査方法を学ぶ
この患者さん、もしかして中枢的な障害がある?
- Barre徴候
- バビンスキー反射
- 深部腱反射
- クローヌス
- 原始反射
など、一見中枢性の症状があるか見分けがつかない方でも、錐体路症状があるか検査できるようになりましたね!
3.中枢症状(片麻痺)に対するAKS facilitation
いよいよ実践です! 最初は困惑していましたが…
- 脳血管障害(片麻痺)の方の悩み
- 共同運動と分離運動
- 失語の本当の意味
- 認知の重要性
- 実際のfacilitation
難しいと思っていた中枢アプローチも、取り組み方がわかり自信がつきましたね!
中枢疾患に対する講義を終えて
午前中は中枢概念と検査、午後は実際のアプローチ法の習得。1日中真剣に取り組んで頂きありがとうございました!
講義を終えた感想を頂きました!
- 中枢に対するこんなアプローチを初めて知りました!私たちのような治療院でこそ活かせそうです!
- 新たな進化が出来ました!
- 明日から早速試したい患者様がいるのでやってみます!
- 色々なセミナーが溢れ情報過多な時代に、ここさえ押さえれば大丈夫!というアプローチを教えていただけるのでホント有り難いです!
など、熱心で前向きな意見を頂き感謝です!
次回も第2回、Professionalセミナーは!
名古屋会場で「歩行障害に対するAKS療法の展開」
- 基本歩行
- 動作チェック
- 各種疾患の歩行分析
AKS療法を学んだからこそ生きる歩行の見方をお伝えします!
懇親会
懇親会も大盛り上がりでお疲れ様でした!